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春 色 |
作 信さん |
ダージリンの匂いと綺麗な風がからみあった そんな日曜日の午後
君の大きな瞳の中に小さな桜が咲いていた。
ボクもこの世界も 春に染まった。
たった今 春に染まった。
きっと 君のその薄ピンクのブラウスの袖から
春が零れ落ちたんだね・・・
そんなことも気に止めず 君はいつも通り・・
ボクと目が合うと 君は照れながら小さく笑う
君がもうすぐ この春風にさらわれてしまうのならば
ボクは今 見るもの全てを心に焼き付けていよう。
また少し風が吹いた。
君の薄茶色の髪がなびいてた。
君の香水の匂いがした。
今日は春色
春色 時々 恋の香り。
紅茶がなくなった頃 きっと君は春の中へ駆け出していくんだろう・・・
君のカップにもう少し 紅茶を注ぎ足しておくよ
作者のコメント:日常のなんて事のないひとときが その人にとって「大切な時間」となる事があります。その心の中の大切な時間が、季節と絡み合う事で、さらに「一生忘れることのない大切な時間」へと変わっていくのではないでしょうか?これはそのほんの一例として、私の「なんて事のない日常」、そして、そこに優しく絡んでいる春を皆様にお伝え出来れば幸いです。 by 信さん
2002.6.3
曲を作るにあたって:日常の何気ないひととき。友達と、恋人と、両親と、子供と…そんな時間はあなたに取って、どんな時間ですか?幸せは何気ない日常にいっぱいあるのかも知れませんね(^^ by tam
2002.6.5
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